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足立区×NTT、VR活用した中学生消火隊の合同訓練実施

 東京都足立区と東日本電信電話東京事業部東京東支店(以下「NTT東日本」)は2021年11月30日、仮想空間(DOOR)を活用した中学生消火隊の合同訓練を、GIGAスクール端末を用いて実施する。

事例 ICT活用
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 東京都足立区と東日本電信電話東京事業部東京東支店(以下「NTT東日本」)は2021年11月30日、仮想空間(DOOR)を活用した中学生消火隊の合同訓練を、GIGAスクール端末を用いて実施する。

 足立区は2009年度より、区内の各消防署職員、地域の消防団員による訓練指導のもと、「中学生消火隊」の合同訓練を実施してきたが、2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、集合形式での訓練は中止を余儀なくされた。2021年度も感染拡大が続く中、足立区では新たな訓練のスタイルとして、集合形式とは異なる仮想空間による訓練を、GIGAスクール構想下で各中学校に配備されたタブレット端末を活用して実施することとなった。

 NTTが提供するVR空間プラットフォーム「DOOR」を使用し、仮想空間内に「区役所」「学校」「体育館」「消防署」「警察署」「震災後の街並み」をイメージするエリアを作成。各エリア内で、中学生消火隊の活動や消防士による実際の救助活動等の動画配信や、災害に関する謎解きやクイズを実施予定。また、生徒や区長、消防隊員等のアバターを作成し、消火隊の活動に対する区長表彰や、消防士との質疑応答を行う等、仮想空間でのコミュニケーションも実現する。

 訓練実施日は11月30日の午後4時30分から5時30分(予定)。訓練参加中学校は、第六中学校、第七中学校、第九中学校、第十中学校、江南中学校、渕江中学校、東綾瀬中学校、江北桜中学校、伊興中学校、栗島中学校、加賀中学校、足立学園中学校の12校。

 足立区とNTT東日本では今回の訓練を踏まえ、仮想空間(DOOR)をはじめとしたICTの活用による防災・減災対策や、庁内業務のDX化、区民サービスの拡充・教育コンテンツの充実等、さまざまな分野で協働・検討していくとしている。
《桑田あや》

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