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プログラミング教育市場、2025年には400億円に拡大見込み

 コエテコ byGMOと船井総合研究所は2021年6月23日、「2021年子供向けプログラミング教育市場調査」の結果を発表した。2021年の子供向けプログラミング教育市場は、コロナ禍でも125%成長の175億円となり、2025年には400億円規模の市場になると予測している。

事例 プログラミング
子供向けプログラミング教育市場規模
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 コエテコ byGMOと船井総合研究所は2021年6月23日、「2021年子供向けプログラミング教育市場調査」の結果を発表した。2021年の子供向けプログラミング教育市場は、コロナ禍でも125%成長の175億円となり、2025年には400億円規模の市場になると予測している。

 「2021年子供向けプログラミング教育市場調査」は、GMOメディアが運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」が、経営コンサルティングサービスを展開する船井総合研究所と共同で実施したもの。調査にあたって、プログラミング教育市場関係者へのヒアリング、2社が保有するデータや調査機関の公開情報の収集を行った。調査期間は2021年3月~6月。

 調査対象は、ロボット製作とプログラミングをかけ合わせて学ぶ「ロボット・プログラミング教室」、プログラミングを学ぶことに特化した「プログラミング教室」のいずれかに該当する民間運営で月謝制の継続受講型子供向けプログラミング教室・スクール。調査では、教室数と教材費、毎月支払われる受講料から、子供向けプログラミング教育市場の規模予測を算出している。

 プログラミング教育市場は、GMOメディアが調査を開始した2018年から順調に成長を続け、2021年は前年比125%の175億7,900万円に。2025年には400億円規模の市場になると予測している。

 GMOメディアは、この市場規模拡大について、2020年度からの小学校でのプログラミング教育必修化が契機となり、その後の2021年度の中学校、2022年度の高等学校でのプログラミング教育の拡充が大きく影響していると分析。また、コロナの影響によりオンライン化・デジタル化が一気に進んだことや、2024年度には大学入学共通テストにプログラミングを含む「情報」が教科として採用されること等も、プログラミング教育の関心が高まった要因として分析している。

 また、コエテコ byGMOに掲載している教室数は2021年6月9日時点で1万900教室となり、前年同期と比べ1,000教室以上増加。近年、大手教育機関やIT企業も子供向けプログラミング教育参入を開始する等、今後もプログラミング教室の数は増加する傾向にあるとしている。
《桑田あや》

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